愛知県知多市にて心療内科・精神科・児童精神科を診療する「新舞子メンタルクリニック」についてご案内します。

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内観療法体験記

2012.春
40代 男性

「内観は死を見つめてするものです。今晩死ぬかもしれません」この言葉が、内観を通して一番心に残っている言葉です。
自分がもう死ぬという時に、誰にどんな言葉を伝えますか?と質問を受け、考えた時に涙しながらその話をしたことを今でも思い出します。妻と母に対して伝えた言葉を印象的に思い出します。妻に対して「自分が死ぬまでずっと苦労をかけてすまなかった」そして、母に対して「なぜ自分の気持ちをわかってくれなかったんだ」という言葉が出た時、私は泣きました。この言葉にすべてがありました。

両親、特に母との関係に悩み、この内観を始めました。
集中内観には行っていませんが、失業中で時間がとれたので、最初の1か月は平日毎日3時間、こちらで内観させて頂きました。その後は仕事の準備もあり、少しずつ内観に通う日数は減りましたが、今までの半年間で約100時間、テープの拝聴も含めてですが、長い期間内観をする時間を持てたことで、自分の中で内観が一時の思いで終わらず、習慣というか必要性をしっかり実感することができました。私の場合は、集中内観ではなくこの方法で良かったように思います。ただ、今後どこかで集中内観は体験してみたいと思います。やはり、集中内観でなければ感じられないことがたくさんあるのではないかと思っています。

現在の私ですが、仕事を始め、日々の生活の中で自宅では内観はできていませんが、定期的にこちらに通わせて頂いた時だけは、やはり貴重な想いになれます。この時間を持てることは大切にしたいと心から思っています。なぜなら、自分が死ぬ時に後悔したくないからです。

今、内観のおかげで具体的な行動をしつつあります。それは自分が死ぬ時に、妻に対して「二人の楽しい人生をありがとう」、そして妻から「あなたと結婚して良かった」と言ってもらえるように。
そして、母に対して心から「ありがとう」と言えるように。

*この体験記につきましては、ご本人の許可をいただいて掲載しております。

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