愛知県知多市にて心療内科・精神科・児童精神科を診療する「新舞子メンタルクリニック」についてご案内します。

ここから本文です。

内観療法とは

―心の中の宝物探し―
―自分自身を見つめる中で、結果として病気・症状から解放される―

内観とは

『内を観る』=自分がどういう人間であるかということを調べる方法です。
吉本伊信氏(1916〜1988)が自らの体験を通して、仏教の修行法から宗教色を取り除き、広く一般の方にもできるようにと作られたものです。
自分を知る、自分を変える、向上させるといった自己啓発法です。
不登校、非行、夫婦・嫁姑などの家族間の問題で悩む方、またうつ病、神経症、アルコール・薬物依存症、その他様々な精神疾患で苦しんでいる方に効果があるといわれます。
また、学校のST・LTや企業などの社員研修に活用されることもあります。
「自分の歴史を振り返り、自分の歴史年表を作る。」今までとは違った別の視点から人生を見つめ直す方法です。

内観療法の仕方

静かな畳の部屋で、これまでの人生で関係のあった方に対する自分の姿を、自分自身で調べていただきます。人からあれこれ聞かれたり、教えられたりするものではありません。
調べ方としては、小さい頃から現在までをおよそ3〜5年ごとに分けて、相手に対して「してもらったこと」・「して返したこと」・「迷惑をかけたこと」を調べていきます。最初は思い出しにくいかも知れませんが、続けていくうちに忘れかけていた事柄も次第に思い出せるようになります。
調べたことに対し、質問をされたり、指導をされたり、もちろん叱られたりなどは一切ありません。

当クリニックでの内観療法の実際

内観療法の仕方について

  1. これまでの人生において関係のあった人達(母親、父親、祖父母、兄弟姉妹、夫・妻、子供、職場の方、友人など)、ひとりひとりに対しての自分を調べます。
  2. 調べ方としては、3つの質問が決められていて、その質問に沿って調べます。
    1. してもらったこと
    2. して返したこと
    3. 迷惑をかけたこと
    が3つの質問です。
  3. 通常は特別無理がなければ、まずお母さんに対する自分から調べます。お母さんがいなかった場合は、それに代わる方、例えばお祖母さんとか、お父さんとか。
    調べたくない、調べられない対象について、無理に内観をする必要はありません。内観できる方に対する自分から調べていきます。
  4. 小さい頃から現在までを3〜5年ごと位に区切って調べます。
    例えば、最初の時間は小学校低学年の頃、次の時間は小学校高学年の頃、次は中学校・・・。あるいは5〜10才、11〜15才、16〜20才・・・というように、現在までを順に調べます。
  5. 母親に対する自分を調べたら、次は父親、祖父母、兄弟姉妹、夫・妻・・・というように調べていきます。
    母親に対する自分をひと通り調べるだけでも、これまでと違ったものが見えてくるかと思います。
    内観には、この他養育費の計算、嘘と盗みというテーマもあります。

面接について

約1時間調べていただいた後、面接(3〜5分位)に伺います。
面接では、調べたことを3つの質問ごとに簡単にまとめて話していただきます。内観していると、人にはとても話せないこと、話したくないことも出てきますが、そういうことについては無理にお話しされなくて結構です。もちろん、根掘り葉掘り聞かれることはありません。

内観療法の時間について

月・水9:40〜13:10、14:30〜18:00
金・土8:30〜12:00

*診療時間と、時間帯が一部異なっています。

内観療法は、治療法のひとつです。当クリニックでは、基本的に保険診療の範囲内で行っていただくこととしています。
なお、内観の時間につきましては、最長約3時間(約1時間が1単位)まで行っていただくことができます。
時間・回数等につきましては、初回体験後、継続されることになれば、ご相談のうえ決めさせていただいています。

内観療法室の様子

内観療法室は、当クリニックの2階にあります。窓から見える景色は素晴らしく、静かな和室で落ち着いて内観していただくことができます。

ここから2階へどうぞ

3部屋に仕切れる静かな和室

窓からの海が見える景色の写真

窓からは伊勢湾、鈴鹿山脈を一望

その他

内観療法は、年齢・性別を問わずどなたでも行えます。
当クリニックでは集中内観ではなく、時間や回数を決めて行う日常内観というかたちで行っています。
内観療法につきましては、これまでに多くの方々の内観療法に携わってきた専門のスタッフが担当させていただいています。安心して、構えることなくまずはお気軽にご相談下さい。

内観療法による効果・変化

普通一般的に私達は、他の人にしてもらえなかったこと迷惑をかけられたことなどはいつまでも覚えていて、「してもらったこと」や「迷惑をかけたこと」は忘れてしまっています。
「してもらったこと」は、ごく普通に当たり前のことのように思っていて、覚えていません。「迷惑をかけたこと」は、かけている時点で気付いていない、あるいは気付いてもすぐに忘れてしまっている場合があります。
内観には決して決まった答えがあるわけではありませんし、事実を調べる中で感謝の気持ちを持ちなさいとか、懺悔の気持ちを持ちなさいというものを押し付けられるものでもありません。
しかし例えば、3つの質問に沿って自分を調べることにより、『してもらったことがたくさんあり、して返したことが少なく、迷惑をかけたことがたくさんある。』ということに気付くことができたとしたら、これまでと違ったものが見えてくるかも知れません。
内観の体験は人それぞれであり、やってみなくては分かりません。しかし、内観をするとどういうことが起こるかは、ある程度説明できるかと思います。

  • 足りないものばかりを見るのではなく、すでに持っているものを見て自分が満たされていることを認めることができるようになる。
  • 心が軽くなる。楽に生きられるようになる。
  • 視野が広がる。自分が何をしたいか、何をすべきか迷っている時など、自分が何をしたら良いか、何をすべきかの道が見えるようになる。
  • 本当の自分自身の姿がはっきりと見えてくるので、その結果、もっとましなはずだという空想の自分との差がなくなっていき、自己嫌悪とか、劣等感というようなものから解放されていく。
  • 家庭・学校・職場などでの人間関係が良くなる。
  • 憎しみや恨みの感情が軽減する。
  • 仕事や勉強に対する意欲が出る。
  • 結果として、心の病気が治ることが多い。

というような変化が起こるのではないかと思います。

内観は頭で理解するものではなく、また人から押し付けられるものでもなく、内観体験を通し自分で自分を調べる中で、自然と心が開放され、結果として症状が軽くなる、病気が治る、悩み苦しみから解放される、楽に生きられるようになるといったことにつながります。
内観療法は、今かかえている悩み・問題、病気・症状などを直接的に治そうとする対症療法的なものではなく、根治的な治療といって良いかと思います。

内観療法体験記

50代 女性

内観を始めた頃、私にとって過去を振り返り面接者の前で話すことは、とても恥ずかしく辛いことだったように記憶しています。しかし、少しずつに対する自分を調べていくうちに、自分自身に向き合え、前へ進むきっかけとなっていきました。
続きはこちら

40代 男性

40代男性 決して多くはないかも知れませんが、60回以上にわたる内観の時間の中で、今まで気付かなかったことに気付くことができ、貴重な体験をさせていただいたと思っています。また、意識を自分の内側に向けられるような空間というのもなかなかないため、心を静めるという貴重な体験ができたのも良かったと思います。
続きはこちら

50代 女性

息子は何度も問題を起こし精神的に不安定になっていた時、医師から内観療法を勧められ受けることになりました。そんな息子の気持ちを理解するために、また自分自身の不安な気持ちをなんとかしたいという思いから、私も内観療法を受けることにしました。
続きはこちら

30代 男性

30代 男性 初めての内観を終えた後、私は強烈な充実感を覚えました。自分がどれだけ両親からお世話をしてもらっていたか、愛されていたかを感じ、それを返していきたいと思いました。
続きはこちら

30代 女性

30代女性 内観を終えて振り返ってみると、今まで生きてきて考えもしなかった事を時間をかけてたくさん考えてきたのだなぁと思いました。
続きはこちら

40代 女性

40代女性 私が「新舞子メンタルクリニック」に初めて受診したのは3年半ほど前でした。 その時長男は20才でしたが、中学の頃に不登校になり、児童精神科のドクターから発達障害があると言われました。
続きはこちら

30代 女性

30代女性 新舞子メンタルクリニックの先生方、内観療法と出逢えたことは、私の人生にとって大きなターニングポイントとなりました。それまでの私は父を憎み、周囲を責め、お酒や精神安定剤や食べ物に依存して、自分の問題から逃げてばかりいました。
続きはこちら

50代 女性

私は、2012年4月から内観をさせて頂いております。
恥ずかしながら、私は「内観」という言葉を聞いたのは、その時が初めてでした。
続きはこちら

40代 男性

40代男性 私はある製造業の会社に20年勤めましたが、仕事のストレス・職場の人間関係等が原因で思うような成果が上がらず、産業医から専門科の診療を受けるよう勧められて新舞子メンタルクリニックを受診しました。
続きはこちら

50代 女性

家庭内暴力の娘を持った母が救われるまで
続きはこちら

40代 男性

40代男性 私が内観療法に取り組みたいと思った理由は自分を変えたいと強く思ったからです。
続きはこちら

40代 男性

40代男性 「内観は死を見つめてするものです。今晩死ぬかもしれません」この言葉が、内観を通して一番心に残っている言葉です。
続きはこちら

30代 女性

2012年3月18日~25日の一週間、富山県の北陸内観研修所へ行ってきました。
私が、初めて精神科を受診し、お薬を飲み始めたのは2000年の春でした。
続きはこちら

スタッフ

スタッフ平成23年12月30日〜平成24年1月4日、私はこの年末年始の連休を利用して北陸内観研修所へ行ってまいりました。12月28日の夜、「集中内観に行こうかな・・・」と突然思い北陸内観研修所に電話したところ長島先生が電話にでられて「是非いらしてください!」と威勢の良いお声で言っていただき決心したしだいです。
続きはこちら

30代 男性

30代 男性私が内観を始めるきっかけは、父が新舞子メンタルクリニックの新聞記事を見て、内観をやってみては?という話からでした。父は、以前から内観療法というものを若干知っていたとの事ですが、新聞記事で再度思い出したようでした。
続きはこちら

40代 男性

40代男性仕事や周囲の環境の変化、長年の疲れの蓄積などを原因とし、身体的にも精神的にも自分自身を壊してしまい、2011年春頃より新舞子メンタルクリニックにてお世話になることになりました。その後、数カ月仕事を休むことになり、そして今こうして職場復帰をするに至りました。
続きはこちら

集中内観の体験

2017.9

当院で内観を体験されている(体験された)方で、これまでに12名の方が集中内観へ行かれました。
集中内観後も日常内観を続けていきたいと、定期的に当院へ通われている方もみえます。

知多市立旭南中学校での講演

平成23年6月と11月の2回、旭南中学校にて3年生を対象に内観(療法)についてお話をさせていただきました。
その中で、途中、皆さんにミニ内観も体験していただきました。
その後、生徒さん達からお手紙(感想文)をいただきましたので、その中から一部をご紹介させていただきます。

  • 僕は内観は初めてでしたが、とても良い体験をすることができました。善悪の判断をしっかり持ち、一度しかない人生を楽しくできそうな感じを思うことができました。自分の道を過ったり、自分が苦しくなったら、ぜひ受けてみたいと思いました。(男子)
  • 初めて内観を体験してみて、まるで心の中を自分でのぞいていくような気分でした。ずっと昔のことまでこと細かに思い出せるようになり、気持ちが軽くなるのを感じました。(男子)
  • 今日は自分を見直す良い機会になりました。(男子)
  • 今までマイナスに考えがちでしたが、体験してみてプラスに考えれるようになれそうな気がしました。これから、今まで以上に幸せを感じて生きていけそうです。(女子)
  • 自分がどれだけ周りの人に支えられているか、また見逃していた小さな幸せに気付くことができ、とても良かったです。(女子)
  • ミニ内観では、今まで思い出すこともなかったことがたくさん出てきました。今までしてきたことを考えるきっかけになり、とても良い経験をすることができました。(女子)

*この内容につきましては、中学校より許可をいただいて掲載しております。(内観療法担当者)

参考資料

当クリニック(待合室)に置いてある書籍等

*ご来院時にご覧いただければ幸いです。

  • 『内観のすすめ』(*1冊300円で、受付にてご購入いただけます)
    内観について、大変分かりやすく書かれています。
    文字も比較的大きく読みやすいので、最初の一冊としてお読みいただければと思います。
  • 『内観への導き』(*同上)
    内観を作られた吉本伊信氏が書かれたものです。
    『内観のすすめ』とともにお読みいただくと、内観とはどのようなものかがよりご理解いただけるかと思います。
  • 『内観で〈自分〉と出会う』
    内容は、〈内観とは〉、〈ケースに見る内観体験者〉、〈創始者「吉本伊信」〉、〈内観のいま〉、内観関連のインフォメーションなど、読みやすい内容です。
    あらためてなぜ自分に内観が必要なのかを説明しています。
  • 『内観 こころは劇的に変えられる』
    内容は、〈「幸せ」を探す旅〉、〈「内観」は誰でも簡単にできる〉、〈自宅で実践・内観テクニック〉など興味ある内容とともに、分かりやすく内観にいざなってくれます。
  • 『病気でも家族と幸せに暮らせる内観療法』
    札幌太田病院における内観療法の実践がまとめられています。
    事例もいくつか紹介されています。
  • 『心の宝と出会う本』
    内観に関する基本的な内容や、実際に内観体験をされた方の事例などがまとめられています。
  • 『内観のすすめ ―教育に携わる人々へ―』
    元中学校教師であった男性の内観体験や、教育現場での実践について書かれています。
    教育に携わる方、それ以外の方にもお読みいただければと思います。
  • 『新聞記者の内観体験記』
    子供のことで悩んでいたある新聞記者の男性が、内観を体験し感じたこと、またそれによってもたらされた心の変化などについて書かれています。
    お子様のことで悩んでみえる親御さんに、ぜひお読みいただければと思います。 など

道のうた


PDFファイルはこちらからダウンロードできます。

YouTubeはこちら

ひとりでも多くの方が内観療法を体験していただき、心を軽くし楽に生きられるようになることを願っています。
なお、当クリニックでは治療目的ではないが、自分を見つめ直してみたいという方にも内観をしていただくことができますので、こちらも合わせてお気軽にお問い合わせ下さい。

ここからフッターです。 ページの終わりです。